特別な道具は要らず、紙とペンがあればすぐ作り始められます。仲間が集まる場の「定番ネタ」として一枚用意しておくと、何度でも活躍してくれます。
多人数でやるのは時間がかかるのでチーム分けしたり、ブロック座談会などで検討してみてください。
用意するもの
- 大きめの紙(A3 1枚、もしくは A4 を貼り合わせて1枚に)
- ペン(黒の太字+カラーペン数本)
- コマになるもの(ボタン、消しゴム、小さなおもちゃなど人数分)
- 数字を出す道具 — 普通のサイコロ、またはルーレットアプリ
ステップ1: テーマを決める
最初に、すごろく全体の世界観を決めます。テーマがあると、マス目の指示にも統一感が出て、出来上がった盤面に愛着がわきます。
- 季節もの: 春のお花見すごろく、夏の海すごろく、秋の紅葉すごろく、冬のお正月すごろく
- 行き先もの: 動物園すごろく、温泉旅行すごろく、宇宙探検すごろく
- 思い出もの: わが町の名所めぐりすごろく、わが家のアルバムすごろく
参加するみんなで「今日はどのテーマにしよう?」と相談するところから始めると、作る前から会話が弾みます。
ステップ2: マス目とコースを描く
紙の隅に「スタート」、別の隅に「ゴール」を置き、ぐるぐるとコースを引いていきます。マス数の目安は 30〜50 ほど。短すぎるとあっという間に終わり、長すぎると飽きてしまうので、30 前後がちょうどいい長さです。
テーマに合わせてイラストを描いたり、シールやマスキングテープで装飾すると、紙の上に小さな世界が出来上がります。子どもは絵を描く係、大人は「ここに何を置こうか」のアイデア出し係、というように役割を分けるのも楽しいやり方です。
ステップ3: 指示マスを直接書き込む
普通のマス(番号だけのマス)の中に、5〜8 マスほど「指示マス」を散らしましょう。下の例から好きなものを選んで、テーマに合わせて言葉を書き換えてみてください。
A. 移動・ラッキー系
- 2マス進む
- 1マス戻る
- 自分の好きなマスに進める(1回だけ)
B. お休み・休憩系
- 1回お休み
- お茶タイム — みんなでひと口飲んで次の番へ
- もう一度サイコロを振る/ルーレットを回す
C. みんなでひと言系
- 最近「ありがとう」と思った出来事をひと言シェアする
- 右隣の人の素敵なところを一つ言う
- 全員で「最近うれしかったこと」を順番にひと言ずつ
D. 世代間交流系
- いちばん年上の人に「子どものころの遊び」をひとつ教えてもらう
- いちばん若い人に「いま夢中になっていること」を教えてもらう
- 自分と離れた世代の人をひとり選び、「いつもありがとう」を伝える
「進む・戻る」だけのすごろくでも遊べますが、C や D の「ひと言系」を1〜2マス入れるだけで、その場の会話がぐっと豊かになります。
遊び方
- 全員のコマをスタートに並べる
- 順番にサイコロ(またはルーレット)を振る
- 出た数だけ進み、マスの指示があればその通りにする
- 最初にゴールにたどり着いた人が勝ち
何度遊んでも飽きない工夫
同じすごろくでも、ちょっと工夫を加えるだけで毎回新鮮に楽しめます。
工夫1: お題カードと「お題マス」を加える
指示マスのいくつかを「お題カードを引く」マスに置き換え、別に用意した小さな紙のカードから1枚引いて、書かれた問いに答えてもらう仕組みです。カードを差し替えるだけで内容を毎回変えられるのが最大の魅力。10〜20枚から始めて、少しずつ増やしていくとよいでしょう。
気軽に作れる定番カード(まずはここから)
紙に問いを1つ書くだけ。参加者自身がその場で書いて持ち寄ってもOKです。
質問カード
- 好きな食べ物ベスト3は?
- 今ちょっと欲しいものは?
- 無人島に一つだけ持っていくなら?
思い出シェアカード
- 子どものころ、よく食べたおやつは?
- 昔よく遊んだ遊びをひとつ教えて
- 今までで一番うれしかった瞬間は?
さらに拡張するなら(慣れてきたら追加)
考えるのに少し時間がかかるぶん、座談会が深まるカードです。
昔と今クイズ
- 50年前と今で、いちばん変わったと思う身のまわりのものは?
- 「ポケベル」って何だったか説明してみよう
- 子どものころのお正月と今のお正月、何が違う?
夢・想像カード
- もし若いころに戻れるなら何をする?
- 100歳になったらしたいことは?
- 魔法が一つ使えるとしたら何に使う?
感謝・励ましカード
- 最近「ありがとう」を伝えたい人は?
- 自分にエールを送るなら、なんと声をかける?
- 隣の人に「いつもありがとう」をひと言
工夫2: 白紙のマスを残し、当日参加者で書き込む
最初から指示マスを全部埋めず、3〜5マスは白紙のまま残しておきます。集まった日にその場で参加者がアイデアを書き込めば、その日だけのオリジナル盤面になります。
工夫3: テーマを季節や行事で毎回変える
春は花見、夏は海、秋は紅葉、冬はお正月——季節ごとに新しい盤面を作るのも楽しいやり方です。完成したすごろくを集めていけば、わが家・わが集まり専用のすごろくコレクションになっていきます。
工夫4: 役割を持ち回りにする/カードを持ち寄り方式にする
盤面を描く係、指示マスを考える係、カードを書く係——担当を分けると、子どもも大人も自分の役割で参加できます。お題カードは「参加者ひとり1枚ずつ書いて持ち寄る」方式にすると、毎回違うカードが集まって新鮮さが続きます。
まとめ
手作りすごろくは、市販のゲームにはない「自分たちの世界」を一枚の紙の上に作り出せる遊びです。テーマを決め、マス目を描き、指示を書き込んでいくこの工程そのものが、すでに楽しい時間になります。
仲間が集まる場の定番ネタとして、ぜひ世代をこえて楽しめる一枚を手作りしてみてください。